五海ゆうじ写真通信115

「闘いと写真」
友人に誘われてチェ・ゲバラ写真展を見に行った。
終了二日前で会場は入場制限が出るほどごった返していて、
まぁ盛況だったんですね。
ゲバラの写真展でここまで人が入るのか、
それはそれで驚きではありました。
あっと、ゲバラを撮った写真展ではなく、
ゲバラが撮った写真展です。

そして写真展です。
サイズはほとんが六つ切り以下、手札サイズもかなりあったんですね、
写真はそれこそ、遺跡の写真あり、スポーツ競技会で活躍する選手の写真あり、
自分の娘の写真あり、日本の工場の写真あり、とまぁ、種々雑多でありました。
プリントも褒められるものではなく、当然カビが生えているものもあり、
ブレボケの写真もありという状況での写真展であります。
そこには闘う人たちの写真とか、
困難に立ち向かう人民の姿とかは写されていない、
つまりプロパガンダとしての写真はなかった。
彼の友達は写されていましたよ、
そこに写されていたのは、
彼の歩いた道、その途上で彼が見た風景、なんですね、
それがです、とてもよい。
一枚の写真があります、船から見た波が写されている。
これが革命家、熾烈な革命闘争の中で死んでいった革命家の視点か、
この写真展を見に来た人の中には、失望された方もいたかもしれない、
闘いを匂わせる写真も少しはある。
「マルベルデ塹壕内にある革命戦士シロ・レドンドの墓」とタイトルが付いている写真、
タイトルがなければ何を捉えたかよく分からない、おそらく墓とも分からない写真だ。
展示されている写真からは、闘いとか革命とかの感じを受ける事はない、

しかし、この写真展を見て私は感動した。
手札サイズに焼かれた一つの風景、
それを撮った一人の革命家と言われてきた一人の人間、
その写真の奥から、撮った人の想いが見えてくる。
それは、彼の闘いを支えた優しさだ。
それが私を感動させる。

イタリアBARI旧市街2景(2017/6撮影)
花のある家
_048_DSC3046bari.jpg

地中海の見える結婚式場
_037_DSC3035bari.jpg

2017/9/18
スポンサーサイト
プロフィール

iikonodon

Author:iikonodon
広告写真を撮りながら、花と植物、街と人、の写真を撮る作業を続けています。
2011年より電子書籍の出版を開始しました。

※当ブログ内の写真、テキスト等の
無断借用、転載などは固くお断りいたします。

最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
QRコード
QR