スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

五海ゆうじ写真通信85

「演歌とジャズ」

まぁ、一概に演歌とジャズと言いましても、
けっこう幅が広く暗澹模糊といいましょうか、
よぉ解らんといいましょうか、そんな感じではありますが、
しかしですね、演歌とジャズは、ブルースとジャズのように、
こう何かどうしようもない
繋がりがあるんではないかと私は思っとるのですよ。
友人の音楽家の中には
「阿部薫なんてのはド演歌そのものだよな、、、、」
と言って憚らない者もおりますです。
そう言われるとですね、
私も、なるほどななぁ、と妙に納得するところもありまして。。。
それでです、3月23日横浜のBitches Brewで、
三上寛と坂田明のデュオがあったんですね。
三上寛は一般的には
フォーク歌手と思われているんではないかと思いますが、
私は演歌歌手だろうな、と思っておるんです。
それと坂田明、
彼は日本のフリージャズ最盛期に
山下洋輔トリオでガンガン吹いていた。
その後、アイヌ音楽、モンゴル音楽に傾倒しつつ、
独自の音楽を開拓してきているんですね。
その二人が出会い、今どんな音楽を展開するのか、
私としては非常に興味があった。
その夜の演奏はですね、
70年前後の空気が漂いながらも、
今の二人にしかできない、音があったんですね。
それは、伊達に年をとってんじゃねぇよ、
まぁ、そういう事で、ある意味年輪を感じさせる音空間でもあった。
最後に歌った曲「三上寛の夢は夜開く」は、
圧巻といってもよいのではないかと、
そんな事を感じた一夜でありました。

それとですね、このライブに行くのには、
私にとってもう一つ大切な目的があったんですね。
それは、この店のオーナー杉田誠一さんに会う事だった。

写真は最近の花2景
ボケ
ボケ1
アカシア ブアマニ
アカシア ブアマニAcacia boormani

2015/4/3

五海ゆうじ写真通信84

「プリントとシンガポール」

プリント、つまりモノクロプリントの事です。
先日、友人(崔洋一)から電話があった。
「今、近代美術館で奈良原の‘王国’をやっているがプリントが素晴らしい
渾身のプリントだよ、日にちがもうないけど」
そう言われればですよ、なんとしてでも観に行かなければ、
最終日になんとか時間をやりくりし駆けつけた。

奈良原一高は、そうですね、今の若い人はよく知らないかもしれない。
1967年「ヨーロッパ静止した時間」という、写真集を出した。
この写真集、当時相当な話題になり、
奈良原の評価を決定ずけた写真集でもあるんですね。
学生時代、この写真集についてよく話していた。
といおうか喧嘩腰で議論していた。
私は、どうもこの写真集から漂ってくる、純文学風が気に入らなく、
どっちかというと反奈良原で話をしていた。
しかしです、いつでもです、
私の頭の片隅には奈良原の写真があったように思うんですね。
「ヨーロッパ静止した時間」から遡る事10年、
彼は、女子刑務所、トラピスト修道院に入り込み写真を撮っていた。
そして「王国」として発表した。
「王国」は奈良原の「人間の土地」に続くデビュー2作目で
新人として世に名を知らしめた作品でもあるんですね。
それが今回の写真展「王国」なんです。
見たかった写真です。
彼の視線、そしてモノクロプリントの技術、
久しぶりにいい写真を見た。
それが正直な感想です。

それで、シンガポールはなんだよ
はい、それはですね、まったくそれとは関係ありませんでして、
先日「花を撮る」のワークショップで
シンガポールの植物園に行ったということでして。。。
でです、またまた話はとびますが、
最近の街歩きカメラはSONY NEX5というカメラでして、
このカメラ、レンズと板という発想で生まれたカメラなんで、
なんかその不細工といってもいい姿がおもしろく使っているんですね。
シンガポールの写真はそれで撮っていますです。

シンガポール2景
_018singapore2.jpg

_003singapore2.jpg

2015/3/5

五海ゆうじ写真通信83

ブロニカとGR

昔々ですがブロニカ(通称ボロニカ)という6×6のカメラがありました。
国産ですよ、
6×6サイズのカメラではもう一台同じ国産でマミヤの2眼レフがあった。
この2台は、ハッセルを買えない貧しいカメラマンの
それはそれで大切な道具になっていたんですね。
まぁ、私もその一人でありましたです、ハイ。
フリーになったとき、つまり失業者になった。ということでもありましたが、
友人から譲り受けたブロニカで細々と、しかしですね、
それはそれで食うために懸命に写真の仕事をしていた。
そして少ない仕事の合間にブロニカを持ち街を歩き、
ひたすら写真を撮り、撮った写真を事務所に持ち帰り、
この当時仲間と小さいですが、渋谷の片隅に事務所を持っていたんです、
なんてたって渋谷ですよ。。。
暗室で作業するのが、この上なく楽しい事だった。
そして、やがてブロニカは中古で買ったローライに変わっていくんですね、
エッヘンではありますが。。。
うーん、やっぱプラナーのレンズはいいなー、
なんて事も思いつつ写真を撮っていた。
しかしです、悲しいといいましょうか、
なけなしのこの2台のカメラは故障して動かなくなってしまった。
そういう事もありつつ、中判のカメラはRZに変わっていくのでありますが、
そして35mmのカメラです。
私は学生の頃から今でもですが、
ニコンの殿様商売に何度も「コンチクショー」と思いつつも
ニコンを使っているんですね。(最近は少しはよくなったか。。)
まぁ、ニコンは置いておいてです。
何時の頃だったかな。。。
リコーがGRというコンパクトなカメラを出した。
6×6のカメラが無くなってからの(この間ははしょりますですハイ)
街歩きカメラはこのGRになっていったんですね。

そして、なんといいましょうか、結局は、
私はハッセルもライカも持つ事もなく、
デジタルカメラの世界に入っていくんですね。

写真はブロニカの一枚とGRの一枚
「時と街の片隅で」
1976年
[06]1986_itsumi yuji

1997
[10]1997東京有楽町

2015/2/12










五海ゆうじ写真通信82

「自由の意思とG-Modern」

明大前のモダーンミュージックの話です。
その店を主宰する生悦住さんが中心になって
PSFレーベル、そして音楽雑誌「G-Modern」が
立ち上がってきたんですね。
私は「G-Modern」の中で、
どっちかというと世間の人があまり知らない、
といおうかほとんど聞く事もない、
いわゆる即興、アンダーグランド、フリーをやっている音楽家を
つまり困難な作業を続けている音楽家を
取り上げ、写真を撮り、取材をしていったんですね。
この作業は、その当時吉沢さんのパートナーだった
メグと一緒に始めた作業でもあるんです。
タイトルは「自由の意思」と決めた
ちょっと大げさなタイトルかも知れない、
そうも思っているところがあったんですが、
まぁ、なんといいましょうか、私の願いのようなものもあったんで、
そのタイトルでスタートした。

しかしですね、この音楽の世界、あまり金にはならない。
それは間章との作業、吉沢さんを撮り続ける作業でも
実証済みではありまして、
私としては解って始めた作業でもありました。
その当時は曲りなりにも広告の仕事がわりとといおうか
少しではありますが順調にいっていた。
ということもありますが。。。。
そしてですね、この「自由の意思」のライターはですね、
メグから始まり何人かを経て結局最後は私が書く事になった。
ただ、これが作業としておもしろかったんですね。
そして、いろいろな経験をさせてもらった。

どんな経験だよ、エー、まったくよー
はい、それはですね、できればまたの機会にでも。。。

「G-Modern」は2010年29号を出し、止まっている。

アレンジ 山崎竜
_090memi753.jpg

「人の中へ」徳島県牟岐駅
徳島県牟岐駅sikoku 127

2015/1/21

五海ゆうじ写真通信81

「年末とSchuricht」

友川かずきの話でした。
歌です。歌手です。
好きな歌手の一人、ずーと昔から絶えずLou Reedを聴いてきた。
パリで行われた彼のおそらく最後のコンサート
このビデオを見ていて、ビリー・ホリディーの「Lady in Satin」を思いだしていた。
なんか、簡単にこれはいいよ、とは言えんなぁ。。
そんな感じでありますが。。。。

ちょっと最近の仕事を
日本国際薬膳師会10周年記念誌の写真を担当させていただきました。
「デレク・ベイリーを聴く会」
ゲスト出演した時の模様がアップされています。
フォトアドバイスでワークショップ「人を撮る」シリーズを始めました。
まぁ、私の基本は人を撮ることでありますから、
そこらあたりをなんとか伝えられないかと思いましてですね、始めたんですね。
第一回は「和太鼓を撮る」
第二回は1月18日(日)教室で「身近な人を撮る」を開催します。
興味ある方はぜひ、

とまぁ、いう事でです。
私にはクラシック音楽についていろいろと教えていただいている
師匠といってもよい方がですね、
2人いるんです。
先日師匠の一人から、
これおもしろいからと指揮者SchurichtのCDが届いた。
Schurichtはブルックナーの9番が好きで、
ときたま引っ張り出して聴いてるぐらいで、
あまり詳しくないんですね。
届いたCDの中にベートーベンの交響曲全集が入っていた。
まぁ、年末でありますから、それではと9番を引っ張り出し聴いておるんです。
考えてみれば9番をきちんと聞いた事はなかったんですね、
かくして2014年は9番とともに暮れようとしているのであります。
一言付け加えるならば
Schurichtの9番はちょっととりはだもんではありますです、はい。

写真はワークショップ人を撮る「和太鼓」から2景
演奏は「太鼓笑人めでたい」です
wadaiko1.jpg

wadaiko2.jpg

2014/12/23




プロフィール

iikonodon

Author:iikonodon
広告写真を撮りながら、花と植物、街と人、の写真を撮る作業を続けています。
2011年より電子書籍の出版を開始しました。

※当ブログ内の写真、テキスト等の
無断借用、転載などは固くお断りいたします。

最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。