五海ゆうじ写真通信77

「薔薇と原発」

10月1日朝、
いつものようにバラカンモーニングを聞こうとラジオをつけた。
聞こえてきたのは、他の時間帯で喋っているタレントだった。
そうか今日は10月1日、昨日でバラカンはインターFNを去ったんだ、
といおうか去らざるをえなかった。
私はラジオのスイッチをきった。

公共放送は「言論の自由」を基に成り立っている。
決して時の政府の宣伝放送だけの機関ではない。
と、まぁ、私は断言するのでありますが。

坊ちゃん右翼(安倍のことですよ)は、
やりたいことをやっているなぁー。。。
さすが坊ちゃん、擦り寄る財界人間、取り巻きが多い。

それでです、薔薇の話です。
ここ3年ぐらいですかね、薔薇を撮るようになった。
これがおもしろくて薔薇園を探し歩きまわり写真を撮っています。
私の勉強不足で知らなかったんですが、
福島県双葉町に日本一美しいと言われていたバラ園があったんですね。
このバラ園、
岡田さんが一人で丹精を込めて長い年月を積み重ね造り上げたものだった。
ところがですね、
場所はといいますと、福島第一原発から8kmのところにあった。
そして、3.11が起こる。
そのドキュメントです.
My Dear Rose Garden Lost Forever
少し長いですが、ぜひ。。。

この動画は歌手の浜田真理子さんからの紹介です。
挿入歌を歌われていますよ。

それで私の薔薇の写真2景です
バラ01

ニンペンブルグ
ニンペンブルグNympenburg043

2014/10/1

五海ゆうじ写真通信76

「ボゴール植物園とキュー植物園 2」

続いてロンドン郊外にあるキュー植物園です。
ここにはですね、
世界遺産にもなっている温室がドカーンと聳え立っている。
聳え立つといっても高層ビルということではないですよ、
こう、存在感を持ってですね、在るということでして。。。
まぁ、たいしたもんです。
温室は本館を基にかなり広がっていて
全部見るとなると1日はかかるぐらいであります。
(よく見ながら写真を撮りですよ)
そして、さすが世界の植物園の総本山、
よく手入れされているのか、
そこに咲く花はなんか鮮やかで綺麗なんですね。
日本でいえばスケールはかなり違いますが、小石川植物園の温室。
格式が似ているんですね。
現在は老朽化のため閉鎖されていますが、
この温室、設備も古く、小さく、まぁ、どうしようもないような温室でしたが、
私は好きだった。

それでキュー植物園です。
花好き植物好きの人だったら一度は行ってみたい植物園なんですね。
日本名「奇想天外」学名Mirabilisという一属一種の植物があります。
この植物、アフリカの砂漠で何百年にもわたり2枚の葉を延々と伸ばし続けている。
砂漠で伸びるに伸びた2枚の葉がのたうち回っている姿はまさに奇想天外。
それがキュー植物園にあるという。
それはぜひ見なければ、さんざん探したんです。が結局見つからなかった。
ところがですよ、この植物ミラビリスが京都植物園にあった。
ただですね、
これががっくりといいましょうか、ほんの小さな鉢に植えてあるものだった。
写真で見たあの姿は、やはり百年単位の年月をかけて成長した姿なんだと。。。

「奇想天外ミラビリス」は、現在絶滅危惧種として厳重に管理されています。

キュー植物園を思い出しながら、まぁそんな事も思いだしていたわけです。ハイ。

写真はキュー植物園でしか見ていない植物2枚
“CROTON”Codiaeum variegatum var,pitum‘Purle Bell’
005_006.jpg

Schefflera bodinieri
028.jpg

植物と花の写真集「NATURE TALKS」
電子書籍(ipad iphone用)「FLOWERS OF ROMANCE」

2014/9/17




五海ゆうじ写真通信75

「ボゴール植物園とキュー植物園」

言わずと知れた世界3大植物園のなかの二つであります。
ボゴール植物園は、オランダが植民地として統治していた時、
避暑地ボゴールに作ったものだそうです。
ボゴールは日本で言えば軽井沢というところでしょうか、
この植物園やたらと広い、とても一日で廻り切れない、
私は3日通いました。
まぁ、植物園の中をあちらこちらと花を探し、さ迷い歩くのですが、
なんですか、こう、森を抜けたところで突然墓に出くわしたりするんですね、
なんでこんなところに墓が。。
よく見ると、この地で死んでいったオランダ人達の墓なんですね。
古くなったその墓を見ていたら、なにか、シュンとしてしまった。
なんていう事もありながらでですよ、
あれ、此処には温室がないな、とふっと思ったんですね、
今まで行った植物園には何処にも立派な温室がつくられていた。
なんでか?考えれば当たり前の事ではありますが、
此処は熱帯、植物園そのものが温室だわな、ん、納得。
そんなかんでで撮影していたんですね、
そしたら立ち入り禁止の奥にですよ、
見たこともない奇妙な花があった。
そーと入り写真を撮っていたら、係員の人に追い出された。
が、そこはプロ、写真は撮った。
しかしです、撮ったはいいが、その花の名前がですよ、
日本に帰ってからいくら調べても分からなかったんですね、
結局は写真集「NATURE TALKS」を出版する時も、名前不明のまま載せた。
ところがです、
先日花のワークショップに参加された方(なんでもシダを研究されている)がですね、
それではと、調べてくださり、ようやく分かった
S.preussii、Strophantus preussii (キョウチクトウ科キンリュウカ属)
なんでも猛毒を持つ花らしい、どうりで立ち入り禁止区域に。
長年の胸のつかえがとれた。そんな感じでありました。

その花です。
135.jpg

洗い出しの作業も終り、その中の一枚
アリストロメリア
アリストロメリア

植物と花の写真集「NATURE TALKS」¥2,800
電子書籍ipad iphone用「FLOWERS OF ROMANCE」¥500

2014/9/11

五海ゆうじ写真通信74

「花と花」

まぁ、いつもの事ですが、
知っている人は知っている、知らない人は知らない、花写真です。
私、花を撮り始めて30年近くなるんですね、
一人、飛行機と電車を乗り継ぎ安宿を探し、
インドネシア、ボゴール植物園まで花を撮りに行ったこともあります。
そんな事をしながら、花と格闘といおうか、友情を育んだといいましょうか、
花と向き合うことで、
何時の間にか、こう、花との付き合い方が、知らず知らずのうちに身に着いていた。
その事に気が付いたといってもよいかもしれませんが。。。
それが、今の仕事、セミナーとかワークショップに役立ってきた。
そして、なんとですね、私の話に耳を傾けてくれる方がでてきたんですね。
いやー、ほんとありがたいことです。
そういう訳でです、ここ10年で撮った写真、
つまりデジタルカメラで撮り始めてからの写真をもう一度洗い出してみようと、
作業を始めたんですが、これがまたおもしろく、
そしてとんでもなく時間がかかる作業になってきた
かれこれ10日間かかりきりでやっているんですが、
まだ半分も終わらない、
この写真を見ていく作業は、デジタルカメラの進化を見ていく作業でもあるな、と
そんな事も考えついつい寄り道をし、
うーんこの機種(カメラ)で撮った写真はあかんな、とか
おー、このカメラで撮ったのは、腰があるなぁー、とか、
まぁ、そんな事を考えながら写真を一枚一枚画像修整をし完成させていっています。
そして、洗い出しの作業のおもしろさでもありますが、
かっては落としていた写真、つまり見向きもしなかった写真の中に、
えー、こんな写真を撮っていたんだ、と拾い上げる写真も出てくるんですね。
そんな中の写真です。

花2景
クリスマスブッシュ
クリスマスブッシュCerato petalum-2神代

オタカンサス カエルレウス
オタカンサス カエルレウス

2014/8/30

五海ゆうじ写真通信73

「シベリアと沈黙」

山田實と石原吉郎
生き方はまったく違いますが、
二人に共通しているのは、シベリアの強制収容所にいたことなんですね。
山田實は2年の収容所生活をおくり、日本に帰還し、沖縄に帰還し、
シベリア帰りをひた隠し、カメラ店を経営しながら沖縄の人々を撮影していく。
石原吉郎は8年の収容所生活をおくり、帰還し、
生きる事の、喜び、悲しみ、怒り、すべてを自分の胸に封印し、
言葉を一語一語紡ぎ出し、詩を書いていく。

 私へかくまった
 しずかな像は
 かくまったかたちで
 わずかにみぎへ移せ
 像のおもみが銀となって
 したたる位置で
 したたるとき
 私へやがて身じろぐのは
 位置と位置の間(あわい)ではない
 もはや時刻のかたむきである

石原吉郎は断言する
「私にとって人間と自由とは、シベリアにしか存在しない
(もっと正確には、シベリアの強制収容所にしか存在しない)」

ここのところ、セミナーの講義によく使っている一冊の写真集があります。
山田實写真集「故郷は戦場だった」(未来社刊)
山田實は沖縄に帰還した後、
土門拳が提唱する「絶対非演出の絶対スナップ」を方法として、
沖縄戦があった荒野で生きる人々を撮り続けた。
彼の、眼差しは、あくまでもやわらかくやさしい。しかしです。
その奥に秘めたる核は、
おそらくシベリアでの抑留生活なんですね。
だからこそ、この眼差しで撮れる。
まぁ、私は、そう思っています。
もう一つ、この写真集の解説、仲里効「ゼロ萌えるー無名への愛と鎮魂の詩学」
久しぶりにおもしろく、鋭い写真家論になっている。

写真通信4で石原吉郎について少しですが書いています


写真はベトナム、ホーチミンからハノイへの1号線沿い、2景
vietnam41-bw2.jpg

vietnam42-bw2.jpg

2014/8/3




プロフィール

iikonodon

Author:iikonodon
広告写真を撮りながら、花と植物、街と人、の写真を撮る作業を続けています。
2011年より電子書籍の出版を開始しました。

※当ブログ内の写真、テキスト等の
無断借用、転載などは固くお断りいたします。

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